ピンホール·ポロシティを減らす

摘要

ダクタイル鋳鉄に用いる球状化処理合金を調整することによって，ピンホール欠陥の発生に効果をもたらし，鋳造業者の操業コストを低減することが可能となる．ミネソタ州マンケイトにあるDotson鋳鉄は、ダクタイル鋳鉄の製造におけるピンホールにかかわる不良品の割合が増加していることに気付き始めた．幸にも，詳細な残留アルミとピンホールに関連するデータは，十分記録に残されており，従って，欠陥に関する操業上の変動要素の影響を調査するための検討に関して同社では，残留アルミとピンホール欠陥による不良率の増加との関連性を，直ちに調査することができた．次のステップは，この問題をどうやって防止するかというこどであった．その解決法は，結局，単純明快なものであることがわかった．即ち，処理合金中のアルミ含有量を低ぐすること，そうすれば，鋳物中のアルミ含有量は下がるということである．