三陸鉄道36-700形,36-Z形,36-R形車両

摘要

三陸鉄道は1984（昭和59）年に旧国鉄線を引継ぎ，国鉄地方交通線からの転換第三セクター鉄道第1号として開業した．路線は南リアス線（盛～釜石間36.6Km）と北リアス線（宮古～久慈間71.0Km）の2路線で26駅，車両数は16両（2011年3月）となっている．2011（平成23）年3月11日に三陸沖を震源とした巨大地震と，それに伴う大津波により甚大な被害を被った．その後の復旧工事により2014（平成26）年4月5日に南リアス線が，翌6日に北リアス線が，全線で運行を再開．3年ぶりに全線復興をなしとげることができた．今回の復興に向けてクウェート国からのご支援により，一般型車両6両，レトロ調車両1両，お座敷車両1両を新製したので，新型車両の紹介とともに，復興を遂げた三陸鉄道の魅力も紹介する．