ゴミ焼却場用の蒸気結合システムについて

摘要

国土の狭い日本であるが，製品の生産と消費，およびそれに伴うゴミ処理の量は世界でも有数である。 現在，一般都市ゴミの74％が焼却されており,約15％が埋め立てられ,残りがコンポスタ（ゴミを堆肥化する装置）などで処理されている。 ゴミ処理施設は全国に約1900 個所あり,そのうち焼却熱を利用して発電している施設は約230個所である。 発電を行っている施設は規模も大きく,24時間体制で焼却が行われている。 これらの施設のゴミ処理量は約200～600トン/日である。 発電施設のないゴミ焼却施設の処理量は,50～150トン/日であり準連続式またはバッチ処理式の場合が多い。