ニジエール共和国のサへノ地域における化学肥料の少量局所施肥 (マイク口ドーズ〕と村内有灘の施用がトウジンビェiPennisetumglacumelj) の収量と土壌の肥、に及ぼす効果: 農家圃場における2年間の調，果を通して

摘要

ニジエール共和国のサヘル地域で実施している調査対象村での農家への聞き取り調査よ り、土壌の低肥沃度が主要穀物の低収量の大きな要因となっていることが分かったが、ここでは十分量 の化学肥料を利用できない。また使用できる有機物量にも限りがある。このように制限要因の多い環境 下においても安定的な収量をもたらす有効な土壌管理法を見出すことを目的として、化学肥料の少量局所施肥法（マイクロドーズ）と農家が利用可能な有機物投入量の施用がトウジンビエ(Pennisetum glacume L.)の収量と土壌の肥沃性に及ぼす効果にっレ、て、2011年-2012年に対象村の農家圃場にて試験、調査を行った。