受胎率の向上をもって生産性の増大を期待

摘要

本シリーズは今回で最終回。監修を担 当された三宅陽一さんにシリーズ全体を まとめていただいた。経産乳用牛の繁殖成績の低下を防止し向 上させることは近年、酪農家、そして専門 職業人である獣医師や人工授精師の大きな 共通課題となっている。このような状況下 でデ一リィマン誌では、全国で活躍する獣 医師、人工授精師に依頼して原稿を寄せてレゾこだき、2010年度に「受胎率向上への道」 (09年4月号-10年4月号）を連載して、 問題解決の糸口を探った。この連載力5'好評であったことかち、11年 度は「わが家の繁殖向上作戦一経産乳用牛 の受胎率向上のコツー」と題して新たな連 載をスタートさせ、特に発情発見や授精適 期の判断、飼料給与からのアプローチ、乾 乳期の管理、歩数計といった発情発見のた めの補助器具の活用などについて北海道と 府県それぞれの事例を紹介した（10年5月 号-11年7月号)。