半世紀迎え浮上する 不足払い制度見直し論新制度導入を急ぐより実態把握に立脚した議論から

摘要

不足払い制度力5制定されてから2016 年は50年目になる。不足払い制度の下で、 加工原料乳への不足払t 、@一元的な乳 製品輸入@乳製品売買操作一といった施 策が講じられ、再生産可能な水準での乳 価の安定が政策目標とされてきた。この 不足払い制度を基礎として酪農経営は牛 乳、乳製品需要の拡大を背景に、飼養頭 数規模の拡大だけでなく、新しい酪農生 産技術などを積極的に導入して、絶えず 酪農の生産性向上に注力してきた。酪農 はまさに日本農業の優等生として発展し てきたのである。