高位記述の利用によるFPGA設計とその考察－モジュールレベルで考えた音楽用シンセサイザ設計

摘要

近年、インターネットの利用とともにコンテンツ産業の規模は急速に拡大している。また、書き換え可能LSIの大規模化に伴い、それを利用したシステムが急速に増加している。一方、それを設計·開発する為のツールは十分整備されていない。コンテンツ産業においては、ソフトウェアプログラミングについても訓練を受けていない利用者が多いため、書き換え可能LSIをより広く利用する為には直感的設計をサポートする開発ツールが重要となる。そこで本研究では、アプリケーションドメインを限定するごとで高位記述を可能にする設計用補助ツールを提案する。最終目的としては、書き換え可能LSIと親和性の高いシストリックアーキテクチャ全般を記載することだが、第一段階として一次元ストリームである音信号に着目し、これを設計するツールについて実装し評価を行った。