ァカモクおよびャツマタモク幼体の生残に及ぼす 小型十脚類ァシナガモェビモドキの摂食の影響について

摘要

藻場の修復,創出事業が全はI各地で進められている が，藻場の衰退した根本的な原因が未解明である場合 が多く,必ずしも成功していない)。藻場造成を効率 的に行おうとした場合，物理的要因（光量，付着基質， 水温，流れ，海表面の波立ち）や化学的要因（塩分，栄養塩類，pH),生物的要因（食害，種間の競合）等5)が重要となると考えられるせ,このうち植食動物によ る食害影響は藻場が回復しない要因の一つとして全国 で報告されている。例えば，北海道南西部ではキタムラサキゥニ Strongylocentrotus /racftwの大型海藻類に対す る過剰な摂食ffiによる磯焼け，三陸沿岸海域での ェソサンンョゥがHomalopoma amussitatumやェンチ グサガイCmtharidus jessoensis等の植食性小型卷貝類の 恒常的な摂食圧による藻場消失の継続9)が報告されて