ホソメコンブの~(15)Nを指標とした藻場再生への 施肥効果とゥ二類密度管理の検証

摘要

北海道南西部日本海沿岸域では，コンブ等の大型海藻 類が消失し，ゥ二類やェゾァヮビ等磯根資源の生産低下 を招く 「磯焼け」が著しい"。その一要因に.対馬暖流の勢力強化と季節風の弱化による冬季から春季にかけて の栄養塩濃度の低下が考えられている>。また，磯焼けが顕著にみられるようになった1950年)以前では，海 域へのイカゴロ （スルメイ力の内蔵）投棄や，二 シン加工廃液の流入7大量に来遊した二シンの産卵,放精により，沿岸域に栄養塩が供給されていたこ とも考えられており，磯焼けとの関連性が指摘されている。