第4間水期の鋼材市況H形鋼の軟陸点は何処に製販に適正なスプレツドは？

摘要

日本の鋼材市況の国際市況に較べた独歩高が続いている。国内市況の高値推移は輸入鋼材の呼び水となるが、建設鋼材には「輸入障壁」があるといわれてきた。実際、ホットコイルや厚板などの輸入増加に較べると、H形鋼や鉄筋丸棒の輸入数量は少ない。関係業者にとってはカンファタブル（快適）であるはずなのだが、この数年、経営実態は若しかったという。だが、今年のH形鋼市況は8万円台でスタートし、いまも8万円前後の水準を維持している。これは長続きするのだろうか1。