生産規模4万tの韓国ヒラメ養殖内外双方の販路拡大を狙う

摘要

韋国におけるヒラメの養殖生産は2000年代,から本格化しており、現在の生産量は4万t前後で、韓国の養殖魚の中で最も多い生産量となっている。韓国政府主導の養殖業支援策や養殖技術のiなどが奏功し、ヒラメ生産量はわずか数年間で飛躍的な発展を遂げた。特に、1999年10月に発表された「"世紀養殖業における中長期発展海洋水産開発計画」をきつかけに新規で養免許(海上生簀、陸上養殖、築堤)を取得する地方自治団体が増え、漁場規模が拡大した。また、人工種苗の生産技術が確.2したこともヒラメ生産の增加に大きく影響している。90年代にプリ養殖が衰退傾向となつた一方で、種苗の供给が整つてきたヒラメ養殖が普及した。その後、海上生簀養殖の主要魚種であるクロソィが盛んに生産されるようになつたことから、地価が安く、地下海水の水温が年間を通して一定であるという済州島の特徴を活かした、掛け流し式陸上養殖施設でのヒラメ養殖に移行していった。