電磁界有限要素解析における高並列処理速度の改善に関する検討

摘要

限られた設計期間の中で最良の製品を作るため，Computer Aided Engineering（CAE）ソフトウェアが機器設計に援用されている。電気機器や自動車の電気·電子部品の機器設計では，形状再現性の高さや材料の非線形性の取り扱いやすさを理由として，電磁界有限要素解析（FEA）がよく用いられる。その処理時間短縮は，ソフトウェア利用者からの強い要望となっている。