我が国の運動領域のガイドラインの作成の課題と展望

摘要

将来構想検討委員会におけるガイドライン委員会では，本学会の定款第4条の目的に鑑み，スポーッ医科学に関する研究の成果の活用として学会が運動領域のガイドラインを発信することが社会的ミッションとして必要と考え，そのあり方を検討した.学会としてガイドラインを策定することに関する，現時点の状況として，1つは理事会内にあるガイドライン小委員会において「最新の日本人の体力要素およびその基準値」の策定が準備中である.また日本学術会議の体力科学研究連絡委員会では，関連学会が一致協力して，「健康·体力の指標，評価法の標準化」や「健康増進，疾病予防の観点からの取り入れるべき身体活動·運動の提案」が求められている.