投球障害肩の発症予測システムの開発 ロジスティック回帰分析を用いて

摘要

野球選手にとつて投球障害肩は依然有病率が高く 最も予防すべき重要課題である.投球障害肩の 予防を考える上で重要なことは危険因子を把握する ことであり，近年メディカルチェックによって危険 因子を検出し，早期に予防策を講ずることで投球障 害の有病率を減少させる取り組みが全国的に拡大している.しかしながら，実際はメディカルチェックでどの 危険因子を優先的に調べていくべきかという基準は あいまいである.