大規模集積回路 (LSI: large scale ingegration)の微細化~(1))やハードディスクドライブ (HDD: hard disk drive)の記録密度増大~(2))に伴って,デバイス製造時のプロセスマージンが減少している.このため,製造の歩留まりを保つには,三次元ナノ構造の寸法(例えばパターン幅,高さ,側壁角度)をインラインで測定し,その結果に基づいてプロセスを安定制御することが重要である.最小パターンサイズの10分の1の精度での寸法制御が要求されるため,次世代の18 nmノードLSIや,パターンドメディアを記録媒体として用いるテラビット超級のHDDの製造では,三次元ナノ構造の寸法を数ナノメートルオーダーの精度で制御することが不可欠となってくる.寸法測定精度としては,寸法制御精度の5分の1から10分の1程度,すなわち数十から数百pmが必要となる.
展开▼