地域時間的ズレを許容した降水予想検証の試み（続）～予想確率と捕捉率～

摘要

従 来の予想検証は，各mesh の予想値をそのmesh の実況値と対比するものであって，meshの周辺でど のような予想値実況値の分布があったかは無視して いた．前回の調査（立平2 01 0）では，MSMの3 時 間予想降水量として20km mesh内の最大値をとり， そのmesh周辺に拡大したIO0 km mesh内のレーダー アメダス解析雨量の最大値と対比する検証を試みた. 時間的には士3時間のズレを許容した.その結果に基 づき，地域時間的ズレを許容した降水予想検証，い わゆるニアミス予想の精度を考察した.