現在の業況DIも反転、底入れの兆し―3カ月後の業況見通し、2期連続上昇

摘要

消費動向を消費の最前線で営業している企業からみた「日経消費DI」調査によると、2009年7月の「現在の業況判断DI」は前回の4月から6ポイント上昇し、－57となった（図表1）。08年4月以来、1年3カ月ぶりの上昇で、底入れの兆しがみられる。今年4月に上昇に転じていた「3カ月後の業況見通しDI」は2期連続で上昇した。政府の大型補正予算やエコポイント制度などの景気対策の効果も出ているようだ。ただ、現在の業況判断DIの水準は低く、90年代後半の金融危機時並み。本格回復にはまだ時間がかかりそうだ。