MLCC端子電極用Cu粉末の粒径がペースト特性と焼結特性に及ぼす影響

摘要

MLCO端子電極用として使用するCu粉体の粒径がペースト特性、なかでも焼結特性に及ぼす影響を検討した。 その結果以下のことが明らかとなった。 （1）端子電極として使用するCu粉体は,粉体の焼結特性を評価する上で一次粒子であることが非常に重要であり解粒処理をすることで一次粒子の持つぺースト特性や焼結特性を把握することができた。 （2）焼成収縮率を測定した結果,0.5μmの平均粒径では850℃で焼結は完了しているのに対し平均粒径5.0μmは,850℃でも焼結はほとんど進まないことがわかった。 これは,焼結体の表面SEM写真の観察からも明らかとなった.