チタニア系ハイブリッド材料を用いた高屈折率変調を有する逆オパール膜の作製

摘要

本研究では高屈折率を持つ光硬化性チタニアハイブリッド材料を作製し，この材料をポリスチレンのオパールに含浸し光硬化させた後，溶媒によりポリスチレンのみを溶解させることで，高屈折率変調を持つチタニア逆オパール膜の作製を目指した．チタニア材料はゾルーゲル法により作製し，溶媒でポリスチレンを除去し，逆オパール膜までの全てのプロセスを常温下で行った．このため，有機物のドープが可能であり，高屈折率変調を持つ特徴と併せて，非線形光学材料への応用が期待される．