マルチフエロイクス効果を利用した多機能化表面弾性波デバイスセンサ

摘要

近年，無線化やインターネット（IT）を経由して情報集積するようなネットワークとセンサを融合させた，"いつでもどこでも"構造物健全性が評価できるような，"ユビキタス"ネットワークシステムによって，多数の機械·構造物の運用状況を一元的に管理し，最適な状態で省エネルギー運転できるようなプロセスモニタリングや安全安心環境維持へのヘルスモニタリングシステムも考えられている?その概念図を図11に示す．この技術により，図11右部に示されるように，長期にわたって信頼性性能·機能の維持が可能となり，結果として全体の機器寿命で考えれば，メンテナンスコストの大幅な低減化に寄与することができる．21世紀の材料磯掛構造研究は，"情報"＋"ネットワーク"＋"判断"＋"応答性"＋"適応"，"知能化"というキーワードでつながってきており，ここで紹介した，多機能化SAWデバイスセンサ技術の実用化が大いに注目される。