ニッケルめっき鋼板を用いた次世代リチウムイオン2次電池ケースの一体成形プレス技術の開発

摘要

現在、その電池缶の製造には普通鋼板を深絞り成形した後、耐酸化性·耐食性に優れた特性を有するニッケルめっきを成形品に施す製造方法が採られている。しかし、今後のリチウムイオン2次電池の急速な需要拡大に対応するためには工程短縮を行い、電池缶製造の短納期化を図る必要がある。そこで、あらかじめニッケルめっきが施されたプレめっき鋼板を用い、電池缶を製造する技術を確立する。そのためには、深絞り技術と精密プレス技術の高度化により実現を図る（写真1）。