京都大学大学院工学研究科環境工学専攻環境システム工学講座都市代謝工学分野

摘要

本研究室の前身は工学部衛生工学科衛生設備学講座である。 衛生工学科は昭和33（1958）年に京都大学工学部では第15番目の学科として発足した。 そして，衛生設備学講座は昭和36（1961）年に学科で第4番目の講座として発足し,高松武一郎教授が着任した。 その後，昭和45（1970）年からは平岡正勝教授が担任した。平成6（1994）年，平岡教授の停年退官のあと，平成7（1995）年から武田信生教授が担任するところとなった。 平成8（1996）年には大学院重点化（再編）に伴って現在の専攻·分野名の研究室として再出発した。 本研究室では，環境装置システムの計画，設計，制御の研究を進展させてきているが，特に平岡教授の時代からは廃棄物の処理設備を中心にその解析と制御方策の研究を展開し,現在は廃棄物を安全かつ安定に処理すると共に廃棄物が保有する有機成分をエネルギー源として有効に活用し，重金属等の有価物質を資源として活用するための研究を進めている。