数字と使命感が継続した取り組みの原動力計画的な設備更新で着実に成果を目指す

摘要

夏休みといえば，海水浴にプール，キャンプ，夜になったら花火。子どもたちにとっては楽しみなイベントが目白押しだ。そんな行楽のお供に，あるいは自宅での団らんのために，もしかしたら遠方から訪ねてきた孫と一緒に，玩具を買おうという家族も多いだろう。世界38カ国で展開している玩具·ベビー用品の総合専門店「トイザらス」「ベビーザらス」（写真-1）は今年の夏も，家族連れで賑わっている。広大な店内は見渡す限りたくさんの玩具に囲まれ，子どものみならず大人たちにとっても心躍る風景だ。店舗自体をテーマパークのように楽しむ人も多いだろう。この“賑わっている”という状態は小売業としては喜ばしい状況である。その半面，省エネの観点で見れば，絶えず人が出入りする店内を快適な温·湿度に保つには，多くのエネルギーが必要となる。日本トイザらスに限らず小売業全般にとって言えることだが，7～8月はエネルギー使用量が増大するチャレンジングな時期である。