昆虫媒介性ィネウィルスに高度抵抗性を示す遺伝子組 換えイネの開発

摘要

ィネの生産減収要因の一つである病原ゥィルスは，主要なものでも世界でに種.そのうちアジアでは10種が知られており，局所的，突発的に大発生して深刻な被害をもたらしている（Hibino 1996).これらイネに感染するゥ ィルスは，ョコバイ類やゥンカ類の微小昆虫によって媒介 され（Hull 2002 ； Nault and Ammar 1989),媒介昆虫の長距 離移動に伴い，数千キロ メ一 トル離れた場所で発生するこ ともある.また，これらウィルスの多くは，昆虫体内で増 殖した後，昆虫が生存する限り媒介される.さらに.一部 の重要ウィルスでは卵を経由して次世代の昆虫に高率に媒 介するため（Honda et al. 2007)，イネのウィルス病は一旦 発生すると広範囲で数年間発生が終焉しないなどの特徴を 有している（Hogenhout2008).