高強度と高延性を兼備、航空機·医療機器などへの応用に期待

摘要

大阪大学の近藤勝義教授と北海道大学の古月文志教授のグループは、チタン合金並みの強度と純チタンに近い延性を兼ね備えたチタン複合材料を開発した。純チタンとカーボンブラック（CB）の複合粒子を焼結してつくる。チタン合金は高価な上、常温での加工が難しく、純チタンは強度が低いことが課題だった。これらの課題をクリアする成果で、航空機や医療機器、産業用ロボットの分野などで応用が期待できる。