フィールド機器/情報化支援ツールゾーン：遠隔計測監視システム「2300シリーズ」

摘要

事業所における設備診断，エネルギー監視，温暖化ガス排出量のモニタリングへの取り組みは自動化して一元管理する要望が高まっている。これはコスト競争や合理化が，省力化·無人化を要望している流れと同様であり，事業主にとってはいずれも同一レベルの重要度を持った経営課題となっている。 一方，近年のインターネットや無線技術などの通信インフラの発展は著しく，監視·管理業務においては，「遠隔計測·遠隔監視·遠隔管理·遠隔診断（検証）·遠隔保守」がキーワードとして認知されている。 すなわち，パソコンによる計測データの一元管理の浸透により，設備·生産工程およびエネルギー消費量などの管理者は，いつでも，どこからでも，計測データへアクセスできることを要望している。 「HIOKI2300スマートサイト」（写真1）はSS無線やイーサネットに対応した通信モジュールをラインナップし，無線通信や各種情報インフラを利用できるネットワーク時代の計測監視システムとして，採用実績を増やしている。 中央監視室を持たない小·中規模ビルの遠方監視システムの例を図1に示す。