省エネ性に優れ快適なオフィス空間を創造する最先端のLED照明と制御システム

摘要

ビル施設のオフィス専有部分においては，設備全体のエネルギー消費量の約40％を照明が占めている。そのため，照明の省エネと快適性を更に向上させる必要があり，照明器具のいっそうの高効率化と照明制御システムの最適化が不可欠である。加えて，従来のような照明設備の個別制御だけではなく，空調設備など他の設備とBEMS（Building Energy Management System）により連携することでより高度などルソリューションが可能になる。東芝グループは，これらのニーズに対応した高効率なLED（発光ダイオード）照明，新方式のセンシング技術，柔軟に運用できる制御システム，及びBEMSとの連動制御と統合的一元管理などの先進的な技術を開発した。これらは，設備全体の高付加価値化を目指して2013年3月に完成したスマートコミュニティセンターに導入され，同年10月から運用が開始された。