高性能と高信頼性を両立させたエンタープライズ向けSSD MK4001GRZB

摘要

ネットワーク上にあるデータセンターやサーバのサービスを利用するクラウドコンピューティングの進展に伴い，エンタープライズ向けのサーバやストレージシステムの更なる性能向上とTCO （Total Cost of Ownership）改善が求められている。東芝は，従来のストレージシステムで問題になっていたシステムメモリ（DRAM）とハードディスクドライブ（HDD）のアクセス性能差を吸収するために，NANDフラッシュメモリを搭載した記憶容量400Gバイトの2.5型ソリッドステートドライブ（SSD）を開発した。高性能，及びエンタープライズ特有の要求である5年のサービスライフを考慮して，32nmプロセスのSLC （Single Level Cell）型NANDフラッシュメモリを採用し優れたランダムアクセス性能を達成するとともに，ウェア（疲弊）レベリング技術による長寿命化や，独自のエラー訂正機能などを付加することで堅牢（けんろう）なデータ保護システムを実現した。