薪パルズ時の刺鍼点MPと非MPへの刺鍼比較

摘要

【目的】鍼通電治療に良く用いられる筋パルスは最少電流で最大収縮を起こす点に刺鍼する事が必要であり、通常経験により選択される。 しかし、初心者には的確に選定することは難しい。 モーターポイント（以下MP）は皮膚上からの電気刺激で最も強く筋収縮が見られる点である。 この点に刺鍼通電した時に他の部位に比べて強い筋収縮がおこればMpが筋パルスに最適な刺鍼点となり、初心者も確実に筋パスを行うことが出来る。 この確認を行った。 【方法】インフォームドコンセントの得られた健康成人10名（22～46才）を対象とした。 右前脛骨筋上、足三里（ST36）付近でMP検出器を用いて担Pを検出した。半径30mmの円内で筋収縮の見られない点を非MPとした。 MPで筋の一番良く収縮する深さを至適深度とした。 刺鍼通電時に、鍼の振れを最初に目視できた電流値（運動値）と、治療として受ける場合に、心地よい電流値（治療値）を測定し、パルス幅別にアンケートをとった。