サービス適応性と施工性を考慮した所内光ファイバ最適選定アルゴリズム

摘要

アクセスネットワークの大容量·高速化に伴い，サービスを適切に提供するにはアクセス系光設備に関する業務支援システム（OSS）が必要である．特に，事業者の設備ビル内に配線されている光ファイバや光スプリツタ等の媒体（所内光媒体）は非電子的な対象であり，高密度で複雑に配線されているため，OSSの役割が重要である．本論文ではこの所内光媒体を対象とするOSSに必須の技術について提案する．まず，管理対象に識別情報を貼付して正確に管理できる技術について述べる．次に，サービス開通時に実施する媒体選定プロセスをモデルとして定義し，そのモデルを用いて，サービスへの適応性と損失，サービス開通時の施工量等を考慮する選定アルゴリズムを提案する．