輸出入ともに2けた減

摘要

2012年の日本経済は，東日本大震災以降の復興需要による景気の下支えなどがあったものの，夏以降の世界経済の減速などを背景として輸出や生産が減少して低調に推移し，年末にはかろうじて前年並みに回復した。2012年の界面活性剤の生産数量は94万トン（前年比1％減），出荷数量は77万4000トン（2％減），出荷金額が2167億円（1％減）となった。ちなみに界面活性剤全体の年間平均売価は，kg当たり280円で，前年より9円上昇した。原料および燃料価格の上昇分を製品価格へある程度は転嫁できた結果と思われる。