時代に合った取引関係を再構築中国を軸にさらなる海外展開

摘要

明和産業にとって，これから3年間は重要な時期となる。同社をとりまく事業環境は急速に変化を遂げている今，その変化を先取りして「原点に返り，明和産業の存在意義，価値を自ら問い」（河野哲和社長）改革に取り組む。発展を模索する同社の役割，存在意義が問われている。これまで進めてきた経営改革は着実に成果をあげてきている。しかし，昨年の金融危機による世界同時不況で状況は激変，経営基盤をさらに強固にする必要が出てきており，この3年間を新たな成長戦略に向けた総仕上げと位置づけている。またレアメタルなど資源にも注目，取引先の立場で得意とする中国ビジネスを軸に業容拡大を目指す。