SSストラテジイ2008③エクソンモービル、九州石油

摘要

弊社では、元売10社（新日本石油·出光興産·コスモ石油·ジャパンエナジー·昭和シェル石油·エクソンモービル·九州石油·太陽石油·三井石油やキグナス石油）のSSアンケートを今年も実施し、2007年度末の系列SSについて調査した。2007年度は元売の下流部門の変動が大きかった。原油価格が100ドル台に向かい、SS店頭価格の上昇も著しく、ドライバーをセルフに走らせた。 SS間の価格競争も熾烈化し、燃料油マージンが縮小してSS経営が逼迫した。そうしたなか、元売各社は、系列SSの守りを固め、再編·合併も発表している。 今後、原油価格高騰と物価上昇によって燃料油需要の減退が加速し競争がさらに激化する可能性もある。 今号では、エクソンモービルと九州石油を取り上げた。