石油資源がガス供給体制準化北海道ガス向けにLNGサテライト建設

摘要

石油資源開発は北海道ガス向けの天然ガス供給体制を強化するため、「ピークシェープ設備」として小型のLNGサテライト基地を北海道ガスの旧石狩工場跡他に新たに建設、北海道ガスの函館みなと工場からローリーなどで輸送するLNGを貯蔵し、冬期間の需要ピークに合わせてガスを送出する。 北海道ガスは函館みなと工場の設備を増強、内航船によるLNGの受入れ可能量を増量する計画である。 両社は2010年冬の運用開始を目指して準備を進める。 石油資源開発は北海道内の天然ガス需要拡大に対応するため、苫小牧の勇払油ガス田の生産設備を増強中だが、北海道ガスの冬期ピーク需要への対応が厳しい状況になると予想されることから、現在北海道ガスが石狩湾新港地区に建設を予定しているLNG受入基地が稼働するまでの冬期ピーク需要の安定供給対策として両社連携して天然ガス供給体制の強化に取り組む判断を下したもの。