旧法タンクの開放時期の延長是非も消防庁、油濁事故蹄まえ安全性検証

摘要

総務省消防庁は、石油コンビナートに設置されている容量1万kl以上のタンクのうち、1977年（昭和52年）以前に建設された、いわゆる旧法タンクの保安検査の周期延長など保安規制の緩和に向け検討を開始した。同庁は「旧法屋外タンク貯蔵所の保安検査のあり方に係る調査検討会」の初会合をこのほど開催し、今後3年かけて議論し、旧法タンクの保安検査周期の延長是非について結論を得るが、検討作業は数段階に分けて行われ、今回の検討会では、旧法タンクの建設当時に具体的な基準がなかった「基礎地盤の堅牢さ」など基礎地盤や溶接部に関する検討について集中的に検討を進め、来年3月末に検討会の報告をまとめる。