XF-2の一体成形複合材主翼構造の開発

摘要

XF－2は，現有の支援戦闘機F－1の後継として,米空軍のF－16をベースに日米の優れた技術を結集し，日米共同で開発を実施したや開発は昭和63年度に着手し,平成12年度に終了した。 F－16CからXF－2への主な改造箇所は,旋回性能改善のための主翼面積拡大，重量軽減のための先進材料及び先進構造技術の適用，離陸性能向上のための能力向上型エンジンへの換装，ステルス性向上のための電波吸収材の適用，火器管制能力向上のためのアクティブ·フェーズド·アレイ·レーダー等先進アビオニクスの採用等である．XF－2設計作業の結果として，6磯の試作機（全機強度試験用2磯及び飛行試験用4機）が製作され，初飛行は平成7年10月7日に行われた。 全磯強度試験（静強度及び疲労強度）が平成7年4月から平成12年4月の問，飛行試験が平成8年3月から平成12年6月の間で実施された。