情報システム管理の勘所は重要性、リスク、コストの総合判断

摘要

「企業が情報システム管理を構想する際には、まず全社の視点から情報システムアーキテクチャを明確にすることが必要です」南波幸雄氏はこう強調して、まずその考え方について説いた。 「アーキテクチャというと、設計思想や構造、仕様の中身と受け取られていますがこ　 情報システムのアーキテクチャを考える場合にはそれに加えて、対象領域のスコープ（粒度）を明確にする必要があります。 そのスコープが企業全体なのか、部門なのか、はたまた社会にかかわるシステムなのか、といったものですも　 スコープにより適用する方法論が変わります。企業レベルの情報システムアーキテクチャは都市計画とのアナロジーが成り立ちます。 したがって都市計画の方法論を活用するのも有効で寸」