'おもてなしの心'を発揮リレーショナルブランドを磨く

摘要

昨年はかつてない世界的な金融危機に陥り、経済不況が各国で相次いだ。 日本国内も一昨年暮れからの原油高騰·食料品等の値上がり·リーマンBショックの影響を受け、不況の嵐が吹き荒れた08年だったと言えよう。 その中で、化粧品市場は出荷額ではほぼ横ばいで推移したものの、地域·流通·個店において格差が生じた1年でもあった。 そうした環境下、資生望は新3か年経営計画初年度において、営業担当の売上高予算を評価項目から撤廃するなどの活動革新をスタートさせると共に、下期からはリレーショナルブランドを市場に導入するなど、市場拡大に向けて積極的な展開を図った。そこで、同社取締役専務兼資生堂販売㈱社長·小林敏光氏に、08年度の成果と課題及び09年度に向けての方向性についてインタビューを行った。