PC4径聞達続波形鋼板ウェブ箱桁橋（荒山大橋）の施工について

摘要

荒山大橋は，最大支間長が122．5mの長支間PC波形鋼板ウェブ箱桁橋であり，この規模の橋梁では国内最小半径R＝280m（最大交角25．47°）の急曲線を有する橋梁である。架設地点は豪雪地帯であり，冬期は凍結防止剤を散布することから，波形鋼板ウェブには海浜耐候性鋼材（ニッケル系高耐候性鋼板）SMA490Wが採用されている。架設工法は張出し架設工法を用い，移動作業車にて中央閉合までを行った。また，A1側径間を固定支保工，A2側径間は固定支保工併用吊り支保工にて連結し，橋体を完成させた。