コンクリートポンプ指針はここが変わった《日本建築学会·コンクリートポンプ工法施工指針改定2009》

摘要

さまざまな建築構造物が建設されるのに伴い，コンクリート工事も多様化している。建築はその用途によって固有の性能が要求され，それによって建築の構成部材も種々の性能が要求されるようになってきた。高層化や大スパン化などの大規模化はその典型で，高所圧送，軽量コンクリート，高強度·高流動コンクリート，プレストレストコンクリート，鋼管充塡コンクリート，逆打ち工法，マスコンクリート，大面積極厚スラブ（床，壁），スリップフォーム工法などコンクリート工事の多様化も著しい。また，構成部材の性能を確保するためにコンクリートを構成する使用材料の多様化も著しい。セメント，混和材料のほか骨材も種々のものが使用されている。