新装成った会場で、新産業創出へ期待―IT，エレクトロニクスの他に自動車産業も―

摘要

前号のEditorial欄に、廣州から直接送った記事を載せたが、その主旨は、廣州がこれから中国の自動車産業の拠点となることが見込まれることから、この産業を素材側から支えるプラスチック·ゴム産業がどのような対応をするのか、その方向はみえるのかを、廣州で開かれている展示会で探ることだった。 答えは、そこでも書いかいたようにまだでておらず、大いなる肩透かしをくった格好になった。こちらの気負いすぎともいえるが、それにしても、対応の程度をみても、「スピード」が身上の中国経済にあって、今後、さらなる一大産業に飛躍する自動車産業の活発化を目前にしてのスローさは否めない。 今回で11回目を向えた、South China International PLASTICS & PACKAGING Exhibitionは、灼熱の廣州で5月31日から6月3日の4日間、新装なったGuangzhou International Convention & Exhibition Centreで盛大に開催された。 展示規模は別表のとおりだが、展示面積で25.5％、ブース面積で21.2％、展示者数で33.3％、ビジター数で43％と大きく伸びている。