肝臓の核医学 機能診断を中心に

摘要

最近の肝臓核医学検査は以前のような腫瘍検出を目的とするものは非常に少なくなり，かわって核医学の特徴である機能情事陀提供できる検査が主体となっている．このような現状をふまえ，本教育講演では，~(99m)Tc－DTPA－galactosyl human serum albumin（~(99m)Tc－GSA）を中心として，1）肝切除前の予備能評価，2）ICGとの相関および乖離，3）SPECTファンクショナル画像，さらにリザーバー治療における4）~(99m)Tc－MAAカテーテルシンチ，について概説する．