2.我が国の内科領域の卜ランスレーショナルリサーチとEBMEBM1)心血管ィベン卜1次予防研究の解釈：JPAD研究より学んだこと

摘要

我が国の死因の1位は悪性新生物,2位が脳血 管障害，3位が心臓病である.脳血管障害と心臓 病はともに動脈硬化性の血管障害の結果発症す るもので，この両者を合わせると悪性新生物と ほぼ同数である.生活様式の欧米化にともない 急性心筋梗塞の発生数は増加しており，我が国 におけるその危険因子は1位が高血圧，2位が糖 尿病，3位が喫煙であり，この3つが3大危険因 子である.