インターフェロンα（スミフェロン）のC型慢性活動性肝炎に対する治療効果－単独療法とSNMC併用療法との比較検討－

摘要

1986年Hoofnagleらが非A非B型肝炎に対し実施したインターフェロン（IFN）の治療報告により，C型慢性肝炎に対するIFN療法の有効性が初めて示唆された。これを受けてわが国においても，C型慢性肝炎の原因療法としてIFN療法が注目されるとともに，1992年1月よりIFNの効能，効果に「C型慢性活動性肝炎におけるウイルス血症の改善」が追加承認されたことで，第一選択薬として位置づけられ広く用いられるようになった。