胃食道逆流症（gastroesophagealreflux disease：GERD）に対するFスケールの有用性－単回実施での臨床的意義を中心に－

摘要

Frequency scale for the symptoms of GERD：FSSG（以下Fスケール）は，胃食道逆流症（gastroesophageal reflux disease：以下GERD）に対し，簡便かつ感受性の高い問診票で，草野らによって最近開発·監修され，その有用性については種々報告されている。GERDに対するFスケールの最大の特徴は，治療経過の観察に用いた場合，内視鏡所見の改善とFスケールのスコア変化に高い相関性が認められることである。