機能性デイスペプシアの治療とその効果

摘要

機能性デイスペプシア(functional dyspepsia:FD)は, Rome II基準では潰瘍症状型,運動不全型,特定不能型のサブグループに分類されていたが,2006年に発表されたRomeIII基準では食後上腹部愁訴症候群と心窩部痛症候群の2つのカテゴリーに大別されるようになり,治療効果に関する臨床研究を行いやすくなったと思われる.