『胸やけ』を主訴とする内視鏡的軽症GERD症例に対するLansoprazole（Takepron~ROD錠）15mg，30mg/dayの有効性について

摘要

Gastroesophageal refluxdisease（GERD）症状に対してProtonpumpinhibitor（PPI）が有効であり，GERD治療のfirstlineであることは数々の報告で述べられている。しかしGERD症状を抑制するまでの期間（効果発現時間）や最適投与量の設定は，いまだ明らかにされていないのが現状である。 今回，Lansoprazoleの口腔内崩壊錠であるTakepron~ROD錠（15，30mg）の，GERD症状（胸やけ）の抑制について，投与量による効果の違いを検討した。 また，内視鏡的軽症GERD（今回の検討では非びらん性GERD＋GradeA）はFunctionaldyspepsia（FD）とオーバ一うップすると言われており，同群へのLansoprazoleの効果判定を含めて評価した。