患者にどうEvidenceを伝えるか？

摘要

患者の年齢，性別，理解度などを勘案して分かりやすく説明する姿勢が不可欠である．様々な指標と図表をできればセットで説明したほうが望ましい．慎重に，淡々と，中立的にEvidenceを提示したほうがよい治療必要数や害必要数を説明する際には，期間の説明を落とさないようにする．患者と医師が共通の理解基盤に立ち判断を下す「患者中心の医療の方法」の原理を理解しておいたほうがよい．