ストレス性高体温症に加味帰牌湯が有効であった1例

摘要

平成17年、患者は責任の重い仕事を任され、過重労働で疲労困倭していた。その年の9月頃より毎日37～38℃台の高熱が出現するようになった。 近医受診し急性咽頭炎の診断にて治療を受けるも熟は下がらず、同年10月に某総合病院を受診した。 内科にて血液尿検査、各種細菌培養検査、内視鏡検査、腹部エコー検査、注腸検査、全身のCT検査、Gaシンチ検査など各種検査を行い精査したが、びらん性胃炎と胆嚢腺筋症以外に異常がなく、同年12月には不明熱として病院内の精神科に紹介された。