直腸癌局所再発に対する外科治療(集学的治療)

摘要

直腸癌の局所再発に対する治療方針として，R0切除が可能な症例では夕!?科切除が推奨されるがその手術適応の判断は困難な場合が多い.大腸癌治療ガイドライン（2014年版）よると，発大腸癌の治療目的は予後とQOLの改善であり，R0切除が可能と判断した場合に手術を考慮するが，手術侵襲とリスクや術後のQOLを考慮したうえで適応を決定すベきであると記載されている.局所再発に対する外科治療と放射線療法を比較したRCTはないが，外科治療の5年生存率は20?40%であり，これに相応する放射線治療の治療成績はなく， R0手術が可能であれば外科切除の適応となる.